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5/29-6/9 リシケシ ウッタルカシ ガンゴートリ ゴームク 祈りとヨーガ ヒマラヤに抱かれる巡礼の旅


ー ガンジスはわたしの聖なる母、ヒマラヤはわたしの聖なる父だ ー スワミ・シヴァナンダ




Rishu Bhosale さん撮影
Rishu Bhosale さん撮影




友永ヨーガのインドツアー 2026-2



友永ヨーガ学院では、これまで18回にわたってアシュラムへの旅を企画してきました。


今から10年以上前、2014年の第13回の旅では、ウッタルカシまで上りたいと考えていたのですが、雨の多い年で、道の心配があったのであきらめました。


それ以来、というより、その前から、ずっと、ヒマラヤの上のほうに行ってみたいという気持ちがありました。


アシュラムのあるリシケシをメインに考えると、春と秋がベストシーズンになりますが、ガンゴートリ、ゴームクをを目的地にすると、この、5月から6月、雪が解けた後、モンスーンが来る前がベストです。


つまり、この旅行の時期は、インドの一番暑い時期に重なります。


しかも、ガンゴートリからゴームクは標高4000メートル付近を歩く、2泊3日のトレッキングの旅となります。


簡単な旅ではありませんので、今から準備をしておきましょう。


1月からプラーナヤーマの実習をはじめて、低所から登山にも行きましょう。


ご一緒に、ガンジスの源流でしか見えない景色を見られたらと思います。



では、この旅で訪れる場所のご紹介です。




リシケシ Rishikesh ー  リシ(聖者)の住まう場所



近年、Capital of yoga  ー ヨーガの世界の中心として名を知られる、北インドのガンジス川沿いの街です。


ちょうど、ヒマラヤからガンジス河が降りてきたところにあり、首都デリーからやってくると、ここまではおよそ平地。このあたりから、標高が上がってきて、その頂には万年雪と氷河を抱くヒマラヤが始まります。


昔は、その一つ手前、ハリドワールまでが世俗の世界、リシケシからは修行者の世界とされていたと聞きます。



近年は、デリーからの道路の便が格段に良くなって、”スピリチュアルな観光地”に様変わりしつつありますが、それでも、いくつかのアシュラムでは実際に日々の修行に励む人が多くいて、街自体は未だ菜食、禁酒を守っています。


わたしたちの師事するスワミ・シヴァナンダが拓いたアシュラムは、創立の1936年以来、このリシケシの中心的な存在です。アーナンダ・マーイー・マー、ニーム・カローリ・ババなど、現代に生きた名の知られた聖者たちが皆訪れた、聖地中の聖地と言ってよいでしょう。


人の多くなった街からアシュラムに一足踏み入れるだけで、すーっと空気が変わるのを実感されると思います。


今回も、この活き活きとした修行の場の末席に加えて頂ける、非常に貴重な機会を頂戴しています。




ゆうべのガンジス河へのお祈りの時間
ゆうべのガンジス河へのお祈りの時間


街には北インド一と言ってよいアーユルヴェーダや、インド占星術の蓄積もあるので、コンサルテーションを受けたい人にも人気です。






ウッタルカシ  Uttarkashi ー  北のベナレス 


ウッタルカーシは、ガンゴートリへ向かう道の途中、標高1,150mのバギラティ川沿いに広がる静かな町。


そう、ガンジス川は、ウッタルカシの下流、デーヴァプラヤーグで二手に分かれ、西から流れるアラクナンダ川、そして東、ガンゴートリから流れるバギラティ川と名前を変えるのです。


ウッタルカシという名前は **Uttar(北)+Kashi(カシ:聖都ヴァーラーナシー/ベナレス)** に由来します。


ベナレスは、言わずと知れた、インドの聖地中の聖地。スワミ・シヴァナンダもリシケシを訪れる前に詣でた場所。


そのベナレスと同じように、このウッタルカシにも古くからシヴァを祭る寺院があり、ベナレスの有名な「マニカルニカ沐浴場」と同じ名前の沐浴場があります。


また、ウッタルカシはガンゴトリやゴームクへ向かう最後の「町」。


ここで高度順応をして、足りない装備を整えましょう。


スワミ・シヴァナンダを直に知るお一人、スワミ・プレマナンダジのアシュラムもあります。拝顔の機会があればお願いできたらと考えております。



ウッタルカシの街並み
ウッタルカシの街並み



ガンゴートリ Gangotri ー 天界からガンジスの女神が流れ落ちる場所



ここガンゴートリは、神話上のガンジス河の源流。


どのような神話なのか見てみましょう。



「昔々、アヨーディアのサガラ王とその6万人の息子たちが、馬祀祭(アシュヴァメーダ)という国の行方を左右する大きな儀式を行なおうとしました。


ですが、儀式で使われる白馬がインドラ神に盗まれてしまいました。


それを探しに出かけた息子たちは、聖者カピラの瞑想を邪魔してしまい、怒ったカピラは、炎の視線で彼らを殺して灰にしてしまったのでした。


その上、彼らの魂が救われないまま、ずっと彷徨わなければならないという、恐ろしい呪いをかけたのでした。そしてその呪いを解くには、天界を流れるガンジスの女神が、彼らの遺灰の上を流れていくことが必要なのでした。


時は流れ、彼らの子孫であるバギラタが王位に就き、彷徨う祖先の魂のため、ガンジスの女神を地上に下ろそうと苦行を行いました。


ガンジスの女神はその苦行に満足して地上に落下することに決めたのでしたが、ガンジス河がそのまま地上に落ちると大地が砕かれてしまうと、バギラタに告げました。


そこでバギラタは、シヴァ神に祈願し、苦行し、ガンジス河を受け止めてもらうようお願いしました。


シヴァ神もバギラタの苦行に満足し、その願いを受け容れ、河を髪で受け止め、大地を損なうことなく地上に下ろしたのでした。


その流れで清められた魂たちは彷徨から解放され、苦しみから解放されたのでした」


このガンゴートリこそシヴァ神が髪の毛で天界から落ちるガンジスの女神を受け止めている、まさにその場所と信じられている場所です。シヴァ神の髪の毛の間から流れてくるように、いくつもの流れに分かれた滝が見られます。



ガンゴートリのスルヤ・クンドの滝
ガンゴートリのスルヤ・クンドの滝


ゴームク ー Gaumukh 聖なるガンジスのはじめの一滴



神話上のガンジス河のはじまりがガンゴートリだとしたら、この旅の目的地、ゴームクは地理上のはじまり。


氷河が溶けて、地表に近いところから流れがほとばしりでる、その洞窟のような入口が牛の口に見えたのでゴー gau(牛)ムク mukh(口)。ガンゴートリ氷河が溶けて、流れとなる、その地点を差します。



ゴームク(手前)とバギラティ峰
ゴームク(手前)とバギラティ峰


ですので、温暖化の影響で、年々後退しているとのこと。これが2026年に行きたい一つの動機でもあります。


ガンゴートリからゴームクもたくさんの修行者が巡礼した道。


ガンゴートリを出発し、トレッキング初日の目的地、ボージーバーサ Bojbasa までは14キロの道のり。徒歩で6-7時間を予定しています。こちらのテントに泊って、翌日は約4キロ歩いてゴームクです。




シヴリング峰 UnsplashのAshish Kumar Senapati撮影
シヴリング峰 UnsplashAshish Kumar Senapati撮影


帰りはチルバサに泊ります。ゴームクからチルバサは下りで15キロ。7-8時間と見積もっています。一泊して、ガンゴートリまでは8キロ、約5時間の道のりとなります。





旅程表




ree


※旅程は変更する場合があります




料金

9名さま以下 

10名から14名さまの場合 580,000円

15名さま以上の場合 554,000円


早割 1月31日までにお申し込みの場合 上記価格から1万円引きとなります。

上記以外に、燃料サーチャージと空港税等がかかります(2025年10月現在では44,700円)




申込


以上のリンクより入力ください。2-3営業日中に担当より折り返しいたします。




高所へ慣れていくために



旅のハイライトは、この、ガンゴートリからゴームクのトレッキングになると思います。


資料によれば、正面にバギラティ峰、右手にシブリング峰を見ての、ほぼほぼ平坦なバギラティ(ガンジス)の流れ沿いのトレッキングです。


ここを、どのように高山特有の空気の薄さの影響を受けずに歩けるか・・この対策をしていきたいと思います。



今調べたところで有効だと考えられるのは、


プラーナヤーマ ・・ スワミ・シヴァナンダの七つの呼吸法があります。これを毎日練習しましょう。


日常の歩行訓練 ・・ できるだけ階段を使う。できるだけ歩くことから始めましょう。


休日の登山 ・・ 日本の急峻な山を登る訓練は必要はないようです。高尾山や御岳山などの低山から、楽しめる一日ハイキングを企画します。


あと、足圧法も身につけられたらと思います。末端の循環をよくして、深く休めるように。


対策をこれからお知らせしていきますので、ご一緒に楽しんで準備していきましょう。


その意味では、今から旅をはじめましょう。





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