生きることと祈ることが一つだったころ―2
涼しいミストサウナに包まれて 2026 御岳山リトリート 振り返り Day2

Day1より続く
わたくしがいただいたお部屋は大広間。
今年、リシケシのアシュラムで、風通しのよさを求めて、広い廊下で昼寝していたら、とても気持ちよく今までにない熟睡を得られました。
それを思い出して、宿の方にお願いして、だだっ広い座敷にお布団を出していただきました。
この日も秒で熟睡に入った、と思ったら、ごごっとした揺れ。
茨城県南部を震源とする震度5弱の地震でした。
ああ、ここは山の上だ。
そう思うと少し怖くなって、淳子先生がよくやっていたように「オーーーーム」と唱えました。
するとそんなにかからず、怖さも揺れも収まりました。
少し神経は昂りましたが、そのまま朝4時までよく休めました。
4:30、まだ暗いなか、希望者の皆さんと山頂の神社へ参拝へ向かいました。
映画のセットのような門前町を通り、ゆっくりゆっくり参道の階段を上り、5時にはお宮に。
皆さんでお参りさせていただいて、ご来光を待ちます。
この日も濃い霧。
まったく視界はありませんが、その分、わたしたちを覆い包む水分すべてが、前も後ろもふわーっと明るくなっていくのを感じます。
ちょうど日の出の時刻、鳥が一斉に鳴きだして、お日様が今日も登ってきたことを教えてくれました。

しばらく明るさに包まれて、皆で静かに過ごして、また階段を下りて宿へ。
まだわたしたち以外の誰ともすれ違っていません。
宿に戻り、クロネコヤマトさんに運んでもらったジュースを皆さんで頂きました。
実はここまで、「マウナ」、沈黙の行をしてきたのでした。
出発時もご挨拶せず目礼で過ごし、黙々と登ってお参りして、黙々と下りて、黙々と果汁を味わって。
りんごの濃厚な果汁が染みてきて、血糖が上昇して、それまであゆふやだった思考の輪郭がしっかりしてきます。
沈黙の間、人と話さないおかげで、いかにいろいろな事を感じて、いろいろな考えが浮かんできたのか、よく分かりました。
行法は、よく使った腰をほぐして、肩回りもほぐして、呼吸法を。
プラーナの通り道、ナディーと、プラーナの集まりやすいところ、チャクラを感じるアーサナ。
ずーっとプラーナに、あるいは気の通りに、あるいはチャクラに意識を置いていると、いつの間にか考えは消えています。
そこにマントラを響かせていくという行法を行いました。
6時から始めた行法ですが、あっという間に9時の朝ごはんの時間です。
これがリトリートの良さですね。
休める部屋が近くにあって、食事が用意されていると、しっかり行法の時間をとれます。
地震の後、目が冴えてしまったという方はうつらうつらしながらも、最後にはすっきりして、よい時間を過ごしていただけたようでした。

そして!
朝ごはんのおいしいこと!
ここまで、ほとんどお話もしていないからでしょうか。
一口、ひとくち、いただく食材の香り、味が新鮮。
自然とこうしたものを味わえることに感謝が湧きます。
このお宿、能保利さんは150年の歴史のある宿坊。
まだケーブルカーもなかった時代、こうした宿坊が必要になるほど、皆さんがこの山頂まで詣でられていたということですね。
ふもとでなく、山頂付近に貼りつくように建てられた宿坊。
建物を建てるのも、ここで生活をするのも、決して簡単なことではないと思います。
この事実を理解しようとすると、どれだけご利益ある神々に詣でることが大切だったのかが分かります。
詣でて、捧げて、いただいて。
大きな循環そのものがわたしだった。
生きることと祈ることが寸分も違わない。
ヨーガは、わたしたちの生活そのものだったのだと思います。
ご馳走さまをして、車座になって感想のシェアの時間。
皆さま、いろいろな思いでお越しくださって、いろいろな気づきを得て戻られるのが分かりました。
それぞれ、思いがあったからこそお越しいただける。
ここにも循環があるなと思いました。
解散後は希望者の皆さんで、ロックガーデンを一周するハイキングというか、トレッキングへ。
参加者に、奥多摩に住んでいる方がいたのですが、その方には「ハイキング」。
わたしたち東京の平地組には立派な「トレッキング」でした。
たくさんのご感想を頂戴しましたので、そのうちのいくつかを紹介させてください。
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足圧と瞑想のプログラムも充実して二日間ヨーガに触れられました。
御岳山も、宿坊の昔ながらの雰囲気も、こうした機会がなければ個人では訪れることはできなかったでしょうし、とても良い夏休みになりました。ありがとうございました。
個人的には、仕事や自分が何者であるかということを離れてあの場にいられたので、自己紹介タイムが一番最後だったのがよかったです。
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すごく久しぶりに友永ヨーガのレッスンを直に受けられて良かったです。
オンラインだと、ヨガの表面を学んでいて、なかなか核心までは届かない。
今回はちょっと難しかったところもあったけど、大きなヨガをイメージ出来たのでこれからのヨガへの道が、また少し楽しみになりました。
かつて、友永ヨーガの教室に通っていた頃、高尾山のリトリートになかなか都合が合わず行けなかったこと、足圧のクラスに参加できなかったことが残念でした。
今回は御岳山リトリートで、足圧もできて嬉しかったです。
残念だったのが、サットサンガで質問ができなかったことです。
オンラインのレッスンや日常で、時々わからないことが出てきます。
それがとっさに言葉にできなかったのが悔やまれます。せっかくの機会だったのに。またリトリートやって下さい!なるべく暑くない時に!
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2週間経った今、リトリートでの凝縮した体験がじわじわ効いてきている実感もあり、期待以上のものが得られたように思います。
ひとつひとつの出来事が、全て印象深いと言ってもいいくらい濃密な時間でしたが、まず、初めてレッスンで体験したシャヴァーサナは大変心地いいものでした。
もちろんあの空間と雨音や自然の音、全てが混ざり合った特別な空気を全身で感じられたことはあの場でしか味わえない事でしたし(ワンちゃんの声も含めて(笑))、先生の「私が床か、床が私か」の印象的な言葉がすーっと身体に入ってきて、まさに内側と外側の境界が曖昧になる感覚、また地面のずーっと深いところまで感じ、地球の中心とつながるような感覚も出てきたりと、不思議な体験でもありました。
夜のサットサンガ。食後の満足感と心地良い疲労感で実は何度も睡魔に襲われてしまいましたが(すみません!)、夜の静かでゆったりした時間を共有しながら、全然知らない人たちとあれだけリラックスできてしまうのは、ヨーガの力なのでしょうか。歌を知っていたらもっと楽しめるのかもしれませんが、冊子をいただき、口真似して一緒に口ずさめた事、とっても楽しく、日常を忘れられる幸せな時間でした。言葉とメロディがとても優しく心に響きました。
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嬉しいです。
また来年、開催できたらと考えております。

