マンゴー通信 – ヨーガやインド、心と身体の健康などに関すること。 – 友永ヨーガ学院
18.10.7
130号
友永乾史
(友永ヨーガ学院理事、マンゴー通信編集長)


What's Mango Express?~マンゴー通信のご紹介~

 ただひたすらマンゴーを食べるときのようにヨーガを味わって欲しい、インド原産のマンゴーのように多くの人に愛されたい、そんな気持ちで書いています。ヨーガやインド、心と身体の健康などに関することをテーマにほぼ毎週アップします。

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第130号 日本のヨーガ(2)


急にマンゴー通信を再開したと思ったら、『日本のヨーガ』と銘うって、躾こそヨーガだとか言い出したので、国粋主義者になって帰って来たのかと、びっくりされた方もいるかも知れない。そういうわけではないので、どうぞ、何卒安心してください。

 

ヨーガに国境はない。サマディーにあっては国籍も性別も人種も関係ない。「私」というものもどこかへ行ってしまって、ただ、在るという意識に浸るだけなのだから、本来、日本のヨーガというものなどない。

 

ただ、日本に生まれ育った人は、「空気を読む」という言葉に代表されるように、気を感じることに長け、微細な質の違いを感じ取ることが得意な人が多い。動作はゆっくりと静かで、人を押しのけて目立つことはせず、控えめで、足ることを知っている。比較的、こうした人が多い。一言で言えば、繊細な人と言ってもいい。

 

こうした人に、いきなり頭立をさせたり、ダウンドッグがお休みというハードなヨーガを体験させると、ヨーガは野蛮な体操という印象しか残らず、せっかくの彼、彼女のヨーガに向いたよい資質が行かされないままになってしまう。

 

そうでないヨーガがある。手足をの末端からほぐして、肩や首を楽にさせ、身体が温まって、ほっと深い息が吐けるようになってから、じょじょに体幹を大きく動かすポーズをとる。非常に繊細なヨーガだ。これは私の知る限り、日本にしかない。私たちの教室を始め、ブーム以前から行っているところは、およそこうしたステップを踏んでレッスンをしていると思う。少しずつ進んでいくので、びっくりするようなことが少ない。だから、一度ヨーガを試して、激し過ぎて苦手と思った人は、ぜひ私たちのヨーガを受けに来て欲しいと思う。

 

もちろん、大きく動くヨガが好きな人はそれでよいと思う。私も最初、私たちのヨーガの何がよいのか分からなかった。それだけ鈍感だった。でも今は、「乾史先生のレッスンはほぐしが長い」と言われるようになった。そして、それだけほぐさないと、ヨーガで一番大切な、「非暴力」を達成できないとまで思っている。

 

うれしいのは、この「友永ヨーガ」が、今はフランス、ドイツ、インド、アメリカ、ロシアの方々に非常に高く評価されているということだ。(3年前からフランス人のクレアがレッスンを受け持ってくれています。もちろん彼女も3年の養成コース卒です 時間割→ http://bit.ly/2timetable)

 

 

高尾山薬王院にて頂戴する精進料理