第126号 指導塾 参加者インタビュー vol.1 渋木さやかさん
指導塾 コース参加者インタビュー
第1話 ヨガ講師/コラムニスト 渋木さやかさん
さすがモデルさん!
歯並び、お肌、お顔、雰囲気、使われる言葉、ぜんぶ綺麗!!
最近、いろんな雑誌やヨガ系、ビューティー&ヘルシー系のサイトでの露出が高まる渋木さやか先生。さまざまなフェスでもヨガの指導を重ねて、圧倒的な元気さ、お茶目さ、キュートっぷりに加えて、人を包み込む温かさ、優しさ、包容力が溢れて伝わってくる先生です。
以前から学院に通って来て頂いていましたが、指導塾も受講頂いていました。
夏の盛りの日曜の午後、院長レッスンの後、ヨガの指導のことについてお話を伺いました。
ヨガとの出会い
「そもそも、渋木さんとヨガの出会いって、どんな感じだったんですか?」
「もともと、私、アパレル業界で働いていて、PRを担当してたんです。アパレルの仕事って、大変で、いつも次の、その先のシーズンを見ていないといけない。春夏、秋冬と、今にひたって、今を楽しむ時間がなくて、常に先を見ながら、在庫の存在がプレッシャーになる世界。そんな二十代後半に、恋愛でもちょっと行き詰って、そんなときに地元群馬のスポーツクラブに通うようになって、ヨガに初めて出会いました。」
「第一印象はどんなでしたか?」
「ああ、こういう世界があるんだって。次のシーズンのこととか、在庫のこととか、身体を動かすことで、ふーっと息が吐けて、頭からすっとなくなる瞬間があって、これは私に必要だと、ずんずんヨガを学びました。」
「誰にそのときは習ったんでしたっけ?」
「持田イク恵先生です。」
「ああ、学院に来て下さっている!」
「はい、あとはそのスポーツクラブで指導をされていた赤沼先生について、先生の指導者養成コースにすぐ入りました。」
『何ヨガ教えてるの?』
「ただそのように指導を重ねているうちに、しょっちゅう『何ヨガを教えているの?』って聞かれて、すぐに○○ヨガですって答えられないことに、少し悩み始めました。今考えると、ブランド信仰というか、日本人らしいカテゴライズ・マニアックな質問にそうも悩まされる必要はなかったと思うんですけど、当時は真剣で、自分の信じるスタイルのあるヨガを学びたいと思っていました。」
「確かに、ありますよね。行きつくところは同じなんだけど、私はコレヨガ、あなたはソレヨガって、エッジを立てたがる感覚。」
「そんな風に指導しているうちに、イク惠先生とか、あと、寺崎シータ先生からも友永先生って聞いていたんで、ちょこちょここちらにはお邪魔してたんです。」
「あー! 寺崎先生! 嬉しいですね。つながりますね。もう指導を始められてからですね。」
「そう、それで、寺崎先生との出会いもあったんで、タイのシバナンダのTTに入ったんです。確か、、自分のヒストリーにあまり詳しくなくて、、」
と自分のブログのプロフィール欄をスマホで探して、
「2006年に指導を始めて、そのあと、寺崎先生に出会って、2010年にタイに行っていますね。」
「そして、そのあと指導塾に。」
「はい。2012年の秋季でした。」
なんで指導塾?
「なんで、指導塾だったんでしょう?もうすでに、自分は『シバナンダヨーガ』を教えているんだというアイデンティティはしっかり持てていたし、その時点で、指導を始められてもう5-6年経っていたのに。」
「いや、とにかく淳子先生の魅力が一番です。近くにいるだけで、幸せで、満たされてしまう感じ。これは、みんな言ってます。イク惠先生も、院長とお近づきになれるんだったら、指導塾はいっちゃうって。私も他でTTを出たので、あらためて、友永ヨーガ学院の3年間の指導者養成コースに入るのは、ちょっと敷居が高いなと思っていたんです。淳子先生が何を考えているのかを知りたい、そう思って申し込んじゃいました。」
「確かに、あらためて、3年間学び直すというのは大変ですね。」
「はい、だから、この指導塾ができたと聞いた時はとても嬉しかったです。」
「ああ、指導塾、作ってよかった。」
「淳子先生って、自分の経験をもとに、人に届くようにヨガを伝えてくれるんですよね。インドのTTに行くと、もう出家しているスワミが教わることが多いんです。でも、ちゃんとこの俗世にも軸足をおいて、どうしたら、ヨガを活かしながら、ヨガの教えを実践して伝えていけるかを教えてくれる先生はいないんです。手をどこにどう置くとか、そういうテクニックはほかでもたくさん教えてくれるところはあると思うんですけれども、テクニックを超えたところのことを教わりに来ているような気がします。うまく言葉にできないですけど。」
「いや、嬉しいです。事細かにテクニックを学ぶことは重要だけれども、確かに、いざ自分が教える段になって、言葉が多すぎるのも、レッスンを受ける方にとっては大変ですよね。それよりも、ヨーガという生き方から、立ち方、坐り方までの、歴史ある大きな体系を教えるのだから、何か自分を支えるモノが欲しいって思いますよね。」
「それでも、淳子先生はアーサナが適当でないんです。シークエンスの組み方も参考にさせてもらっています。日本にあった、日本の四季にあったヨガを教えてくれます。ああ、このポーズはこのポーズにつながっているんだと、きちんと教えている内容に軸があって、ただ適当にアーサナを並べているだけでないところも学ばせてもらっています。」
「適当にやっていると、行き詰っちゃいますね。軸がないと大変ですね。」
月に3回、院長を囲んで、お話やアーサナ、プラーナヤーマのおさらい、新しい、行いやすい方法、病の新しい知見などをシェアして確認しています。指導塾は、そのエッセンスがテキストになっています。
友永ヨーガの好きなところ
「そうなんですよ。そして友永ヨーガ全体が、淳子先生の人柄に染まっている、淳子先生の雰囲気をまとっているところも大好きです。トイレを待っているときなんかも、お先にどうぞ、とか、自然にそういう優しい心遣いに出会えて。」
「いやいや、どうもどうも。たしかに、会員さん、皆さんいい人ばっかりにお越しいただいてます。」
「はい、スタジオ全体がやさしい感じがします。みんなが最新のヨガウェアと、ヨガマット持って、『ハイ、ヨガやりますよ!』っていう感じとは違って、フツウのおじさんが、バスタオルもって、気持ちよさそうに坐っている、こういうヨガスタジオってないですよ。」
「はは、確かに古くから来てくれている男性の会員さんも多いです。これからももっと来て頂ければと思っています。そんな友永ヨーガですが、今後私たちが何かできそうなことで、渋木さんがあったらいいなって思うものってありますか?」
友永淳子院長 先日の高尾山リトリートにて。
友永ヨーガに望むこと
「院長先生のお話の会を是非お願いします。毎回レッスンの最初にお話してくださるような、四季の過ごし方でもいいし、指導塾でお話くださったような、指導者として通常レッスンでは得られない何かが欲しいです。淳子先生が指導にあたって、どういうことに気をつけてきたのかっていうお話をもっと聞いてみたいです。読書会もあったら嬉しいですね。みんなでテーマの本を一冊読んできて、それをみんなで、どう読んだのかお話を伺うっていうのも面白いかも。」
「いいですねー。うん、実現させたいです。最後に、これから何かやりたいことってありますか?あったら聞かせて欲しいんですけど。」
「本を出したいですね。Yoginiでも、恋愛相談をしばらくやらせてもらっていたので、おしゃれで、かわいくて、私がヨガから学んだものから、皆さんの内面を元気づかせるような本をだせればと思っています。」
「渋木さんの本だったら、みんな読みたいって思う気がします。なんか幸せのオーラがすごいですもん。院長じゃないけど、いっしょにいるだけで、ちょっと身体が軽くなる感じがする。」
「わーい!嬉しい!」
「今後のご予定は?」
「いろいろあるんですけれども、今は9月に、南房総である、Green Room Campを楽しみにしています。ここで、チャマ先生とヨガやるんです。」
(註:Green Room Campは、横浜赤レンガ倉庫で5月に開催されているGreen Room Festivalのビーチキャンプ版。今年は9月5日(土)、6日(日)に南房総で開催されました)
「お、根本キャンプ場、目の前を通ったことあります!ロケーション最高じゃないですか!」
「キャンプもできるし、日帰りももちろんOK。楽しんでいってもらいたいなーと。」
「あー、気持ちよさそう!」
渋木さやかさんのレッスンは以下でも受講できます。
- 9/22,23 ヨガフェスタ横浜に講師で参加
- 10/4 SHONAN BEACH YOGA at 一色海岸
- 10/25 富山県サタマタにてWS
渋木さやかさん プロフィール
ヨガ講師/コラムニスト
シヴァーナンダヨガというインドの伝統的スタイルのヨガを学びながら、現代女性が元気になれるメッセージコラムをファッション誌やヨガ雑誌,webで執筆。
アジア最大イベント,ヨガフェスタ横浜やオーガニックライフ東京,TrueNatureなど数々のヨガイベントで講師として欠かせない存在である。またGREENROOM FESTIVALなどのビック野外音楽イベントでもヨガクラスを演出&出演。
2015年に発売されたDVD「朝昼夜の20分ヨガfor Health&Beauty」出演。ヨガモデルもこなしつつテレビCMなどのポーズ監修まで手がける。また「旅ヨガ」をテーマにした世界中のビーチリゾート、Music Feativalの旅やライフスタイルに注目したコラムや取材なども増加中。また、伝統的なヨガに浸りに、定期的にインドに渡り伝統的なヨガを学び続けている。
インタビューを終えて
今年の6月に結婚式を挙げられた新婚ほやほやの渋木さやかさん。いつもの明るいオーラが、近くにいるとまぶしいくらい。お話を終えてしばらく、アーサナを終えた後のように軽く感じる、すごいパワーのあるヨギーニでした。この日はお友達を連れて友永ヨーガ学院までレッスンを受けにいらして下さいました。院長のレッスンを受けてもらいたかったのだそう。明るく、深く人を照らす、おおらかな渋木さん。お話有難うございました。
インタビュアー 友永乾史