トップ マンゴー通信 第6号  


05.01.20
006号
友永乾史
(友永ヨーガ学院理事、マンゴー通信編集長)


What's Mango Express?〜マンゴー通信のご紹介〜

ただひたすらマンゴーを食べるときのようにヨーガを味わって欲しい、インド原産のマンゴーのように多くの人に愛されたい、そんな気持ちで書いています。ヨーガやインド、心と体の健康などに関することをテーマにほぼ毎週アップします。

第6号「NYヨーガ事情 Vol.6」ビクラムヨーガ

 話題のホットヨーガ、ビクラムヨガ ( http://www.bikramyoganyc.com/) に到着。ここはチェーン形式か、フランチャイズ形式なのかとにかくスタジオの数が多い。ビクラムと名が付くスタジオがNYだけで五箇所以上あります。私が行ったのは5番街に面したビクラム。

 ビルの一階には「受付の30分前でないと、ドアは開きません」と書いてある。インターホンのボタンを見つける。押してみると、ブザーの音とともにキーが解除される。3階まで上って、受付を済ませる。初回1週間限定フリーパスの20ドルと、水が大量に必要だというので、1リットルの水を2ドルで購入。男子ロッカーはシャワー二つにトイレ付き。衛生的。

  スタジオ内に入ると既にものすごく暑い。50度くらいはありそう。ヨーガのスタジオには、程度の差があるけど、一般にどことなく静謐な雰囲気が流れているのだが、ここにはそんなものを感じる暇なく、とにかく暑いと感じるばかり。入ってくる人、入ってくる人みなほとんど水着のようなウェアを着ている。やり始めて納得するが、水着でないとこれはきつい。講師は白人女性。筋肉が良く付いて、顔はトムクルーズにそっくり。日本の男の子よりは確実に男らしい。生徒は全員で15人くらい。教室にぴったりの人数。ここのヨーガはビクラムスタイルと言って、商標登録されている。つまり、一連のシークエンスを他で行うと、それは商標を侵害しているということになるらしい。この是非についてはヨガジャーナル誌等でも議論されているが、実際にやってみると、なんていうことはない、普通のパワーヨーガ的ヨーガ。ただ高温下でのことにいろいろ気をつけているのかもしれない。オジサン、オバサンは、最初のいくつかのシークエンスが過ぎると所々で休みが入る。私も汗が吹き出てTシャツを早々に脱ぎ捨てて短パン一丁で奮闘。細かいところを、「ビクラムではここを伸ばします」なんて指導される。シークエンスを3回くらいこなしただけで、グレーのTシャツは汗で真っ黒に。途中からオジサン、オバサンはシークエンスの半分くらいを休んで、全部最後まで出来ているのが、私を含めて3人くらい。最後の方は意地でやってしまった。シャバアーサナ。ロッカールームでの冷たいシャワーが爽快。

商標登録するだけあって、これはヨーガというよりビクラムヨガというまったく別のエクササイズだと思ったほうが良さそう。これはこれで高校の時の部活動のような爽快感がある。確かに高温下では、筋肉には良いだろうけど、普段生活している温度圏でストレッチしていく方法が各人の生活に必要じゃないかとと思う。フランチャイズ(あるいはチェーン)のスタジオで、ホットドッグのように赤くなりながら、商標登録されたポーズのシークエンスを行い、冷たいシャワーで汗を流す。インダス文明にて発見されたというヨーガは21世紀のニューヨークでこのように発展しているわけです。

次はインテグラルヨーガへ!



▲5番街にはためくビクラムヨガの旗
 

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