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御苑の窓に広がる若い緑の葉が、風に吹かれてきらきらと光る季節。ただ大きな呼吸をするだけで、身体が軽くなる、素晴らしい季節になりました。今号は3月に発売を開始したCDのお話。
このCDの音源は、シバナンダアシュラム(The Divine Life Society)で毎晩行われているサットサンガの模様を録音したものです。
夜の8時、夕食を食べ終えてしばらくすると、サマディーシュライン(三昧堂とでも訳せますでしょうか)に、三々五々、人々が履物を脱いで男女に分かれて座ります。ハルモニウムやタブラ奏者はすでにスタンバイしていて、時間になると、バジャン(神への賛歌)が始まります。一緒に歌える人は、声を出します。知らない人も身体を揺すって手をたたきます。もうこの世の肉体を捨てたスワミたち、修行中の若い僧、インド中からの信者さん、各国からのヨーガ愛好者、地元のおじちゃんおばちゃんが、みんなで盛り上がります。
夜の10時にいたるまで、さまざまなバジャンを歌い、ギータを読んで、スワミのお話を聞き、一日が終わります。アシュラムが始まって以来、欠かさず行われてきた集まりです。
録音日は07年11月1日、お祭りや、特別に何かが行われた日ではありません。この録音のようなサットサンガは今日も行われています。東京にいて、あの雰囲気に身を浸したいと思うときがあります。そんなとき、このCDをかけて、あの清冽な空気を吸い込みます。
アシュラムに行ったことがある人も、そうでない人も、アシュラムの雰囲気を味わうのに最適のCDだと思います。どんなときに、どのようにして聴いても良いと思います。たとえば、朝起きたときから流していると、すべての行為を神に捧げるアシュラムのあの人になったような気分で、軽いアーサナをして、掃除をして、朝食を作ることができます。
シバナンダアシュラムでは、すべての宗教を等しく讃えています。お祈りのホールには、キリストやマリアの像、さまざまな宗教のアイコンが崇められています。このCDに収められているのは、主にヒンドゥーの伝統に則った伝統的なバジャンですが、その根源にある神性、Divitityは日本人の私たちにも、そのほかの宗教を信じるほかの国の人達にも共通に染み込むものであるように思います。
私が特に好きなのは、ギータの詠唱。その全てを暗記しているスワミにつられて、手元の英語になったギータの発音をただただ追っていると、神聖な行為の幾分かでも担わせてもらえたような気になって、そのうちに、自分が大いなる行為のうねりに注ぎ込まれていく、そんな感覚を味わえるからです。
学院は、これを含めて今年3枚のCDを発表する予定です。Life with Yoga をお手伝いしたいと思っています。
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