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NHK BShi チャンネルで、リシケシのシバナンダアシュラムが紹介されました。なんというタイミング。来月末出発のインド修行と観光の旅[の直前。ビデオに撮ってもらったテープを1時間、食い入るように見入りました。旅をしたのは、女優の菅野美穂さん。1年ほど前にヨーガを始めたそう。彼女の透明感はヨーガのお陰もあったのですね。軽く、柔らかく、透明になっていくのは、ヨーガがもたらす恩恵の大きな一つです。
デリーに降り立った美穂さんは、パンジャビドレスを物色。どちらかといえばあっさりした顔立ちの彼女ですが、目が大きく、顔の小さい彼女はインドの極彩色に近いドレスも良く似合います。翌朝、公園でデリー市民のヨーガを見学。やはりインドでもヨーガが流行ったのは、ここ3,4年だそう。笑うヨーガをしている元気なおじさんたちに混じったり、高級ジムで、アメリカンスタイル(ハリウッドスタイル?)のヨーガも体験。そして、シャタブジ特急でハリドワールへ。ここで彼女が目に付けたのは、ギータ屋さん。ヒンドゥーイズム、ヨーガの経典ともいえるギータが、駅の売店で売られています。巡礼にくる旅行客が買っていくのでしょう。識字率はまだまだの低い部分のあるインドですが、読んでいる内容は、さすがヨーガを生んだ国の末裔です。南端のコモリン岬を訪れたときのことを思い出しました。そこは、ビベーカナンダという聖人が悟りを開いた場所として、巡礼者が多く訪れます。ここには、ビベーカナンダの全集が買える本屋さんが。ただ崇め奉るだけでなく、その教えを理解しようとする人が多くいるのでしょう。ギータもビベーカナンダの全集も英語にも訳され、世界中の人にオープンになっています。
次に訪れたのは、ハリドワールのお寺。そこには、二十万家族の過去帳が収められているそう。お寺といっても、狭い路地の奥、細い階段を上っていったところにある、小さな寺院です。なぜ、そこにはそんな数の過去帳があるかというと、ヒンドゥーの人たちは、子供が生まれれば、聖なる河で沐浴させ、死人がでれば、灰を流しにガンジスへやって来ます。すこしはなれた場所に住んでいても、引越しがあることを考えれば、ハリドワールに過去帳をおいておくのが、一番確実との考えからでしょう。家族に生死があるたびにハリドワールに一家で巡礼し、連綿と続く血のつながりを確認することができるのです。ちょうどそこに訪れていた家族は、一家のお母さんが亡くなられた二日後だそう。それを過去帳に記しに来たところ。悲嘆、落胆はみじんも見られず、もうすでに数回忌目の雰囲気。
ハリドワールでは、アラティー(夕べの祈り。最後に灯明をガンジス河に流す)にも混じって、リシケシへ。アシュラム内のビシュヌテンプルで、礼拝を済ませ、ダイニングホール、病院へ。あらゆる宗教に対して何の差別なく接する科学的で、崇高な態度、奉仕を旨としたスワミシバナンダの精神を余すところなく映し出してくれました。
次号もこの続きを記します。
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