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言葉としてのヨーガは、「馬車と馬を繋ぐ」 という文章の中で、「繋ぐ」 という動詞のYUJ という言葉から派生したとされているようです。
かなり後になって、五感で感じること意識的に止めて、至上の境地にいることがヨーガなのだと説明する本が出てきます。ヨーガをめぐる文献で、足をこう上げて、首をこうねじる、なんて書いてある本が出始めたのはだいぶ後のことです。ヨーガの言葉としての歴史を見ていっても、ヨーガは、前の号で書いたような、瞑想の気持ちよさを、もう一度自分のものにするために発展したのだということが推測できます。ヨーガは瞑想の気持ちよさを追及していった末のもろもろなのでした。
アーサナで行うように、身体のいろいろな部分をねじって、伸ばせば血流が良くなります。血流が良くなれば、その部分の体温が上がり、血管の中の老廃物は流され、酸素や養分が行き渡ります。冷えていた足の先は暖かくなり、手足が軽くなり、肩こりや腰痛もやわらぎます。血栓を作ろうとしていたコレステロールも流されます。血管が詰まっておこるいろいろな病気(脳血栓など)から身体を守ってくれます。
どんなヨーガの流派でもアーサナの前2時間は食べないことを勧めています。そして、アーサナの後は、胃が本来の弾力を取り戻し、心身ともにリフレッシュされるので、身体が必要なだけ食ることで自然に満腹になります。当然、ヨーガをする人はその人に最適の体重を保つことができるようになります。ヨーガはダイエットにとても効果があります。副作用やリバウンドはありません。
いろいろなポーズで肺の周りの筋肉をいろいろな方向に伸ばします。そうすると呼吸が深くなります。呼吸が深くなると自律神経のバランスが保たれ、各臓器がしっかり仕事をして、ホルモンが正常に分泌し、精神的な落ち込みを回復させます。また、五感からの刺激がしっかり中枢に届くので、ウィルスによって受けている攻撃を早い段階でしっかり察知できるようになり、早めの対処ができるようになります。ヨーガは最高の予防医学と言えます。
さらに、酸素と二酸化炭素のガス交換効率がよくなります。血中の酸素濃度が高くなれば、冷えや食欲不振、貧血、血行不良が改善されます。疲労物質の乳酸が排出されやすくなります。疲労が溜まりません。さらに酸素は皮膚や髪の毛の代謝を良くし、つやつや、つるつるの肌と髪にしてくれます。さらにさらに酸素は細胞の生まれ変わりを即して、細胞の再生不全の病気(癌など)から身体を守ります。ヨーガは素晴らしいアンチエイジングフィットネスです。
筋肉のいろいろなクセを元通りに戻すことができます。骨格が狂うことでもたらされるいろいろな不具合をヨーガは治してくれ、プロポーションを美しく保ちます。
まだまだメリットをあげることは簡単です。でも、ヨーガの起源をたどることで色々と見えてきたことから考えると、こういったメリットは、ヨーガにただで付いてくるおまけのようなもののようです。グリコのキャラメルのほうは、瞑想がもたらしてくれる至福の境地であったのです。
今回を含めて4号にわたってヨーガの起源に関して調べてきましたが、ここまで考えてくると、ヨーガの本当の起源とは、気持ちいいいと感じられるココロということも言えそうです。もし、モヘンジョダロのある人が、足を組んで座ってみて、何も感じなかったとすれば、インダス文明はヨーガを生み出さなかった、他のさまざまな文明と同じ、ということになります。そうだとすれば、私達はまだヨーガを発明、発見できていないということもあったかもしれません。ヨーガのない世界・・・。厳しい世界です。
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